4月【前半】レッスン中止のお知らせ


 
桜も咲いてきました。もうすぐ4月。
レッスンをお休みした3月の始めから、
対策をしてレッスン開催することができた3月の後半、
ウィルスについてもいろいろなことが分かってきて、感染者の人数も増加してきて、
3月最後のレッスンはまたお休みとなりました。
そういった状況の中、決定しました。
 
4月11日までのレッスンは中止といたします。
 
新型コロナウィルスの感染が広がる中、
マスク着用、手洗い・消毒の実施、換気、いろいろと対策しての開催も考えましたが、
2時間という長時間、皆さんを一つの場所に滞在させてしまうこと、
多くの生徒さんにとって電車に乗る機会を増やしてしまうこと、
そして今は【集まる】ことをを我慢する時期なのではないかと思ったこと、
そのようなことをぐるぐると考えて、決定しました。
 
今、不要不急という言葉がよく出てきます。
習い事、編み物ってみなさんにとって不要なのではないか。
ずっと考えていました。
ずっと考えて出た答えはNO。こんな時だからこそ、編み物は必要だと思います。
アート、音楽、映画、本、全てそうです。
人と会うこと、おしゃべりすること、笑うこと、全てそうです。
 
ご飯が食べられるでけでは人間は生きていけません。
肉体としては生きていけるかもしれませんが、心は生きていけません。
それを奪う新型コロナウィルスは、変な言い方かもしれませんがすごいと思います。
敵ながら。すごい。そして私たちはとてもつらい状態です。
 
そしてまた振り出しに戻りました。
生徒さんにとって編み物は楽しい楽しい、必要なものです。
けして不要なものではありません。
でも、人間が【集まる】ことで危険が高まるという事実。
それはどうしても無視できない。
私たちが集まることで、私たち以外の人たちの命を脅かす可能性。
それはどうしても無視できませんでした。
 
私がレッスンを中止するのは、レッスンが不要だからではありません。
必要だけど、中止します。
 
小さな編み物教室ひとつ、立ち止まったところで何も変わらないかもしれません。
でも私はその選択をしたいと思います。
 
編み物教室を開いているというのは、
道楽でええなあと、思われているのかもしれません。(実際に言われたこともあります)
でも私は道楽ではなく、この仕事でご飯を食べています。
家族との2本の柱で、なんとか暮らしを成り立たせています。
なので立ち止まることはとても怖い。
とても怖いです。
立ち止まったら終わりだと、今までも思ってやってきました。
でも、今はちょっと立ち止まってみようと思います。
立ち止まって、なんとか粘ってみたいと思います。
 
さて、レッスンはお休みをしますが、お店の営業はどうしよう。
まだ考えることがあります。
 
もともと、屋外のように扉をあけて営業を行っています。
お花を買ってくださるお客さまは、さっとお花を買って行かれるご近所の方も多く、
レッスンとはまた感覚が変わります。
 
なにより、みなさんにお花をはじめ、ちょっとのお楽しみを届けたいという気持ちがあります。
レッスン中止の話とつじつまが合わないかもですが、
こういう状況の中、そういう場所をひっそりと開けておきたいという気持ちがあります。
 
海外の状況なんかを見ていると、
人と人が全く触れ合わないのが一番よいのだとは思うのですが。
0か100かどちらか、ではない選択がないものだろうか。
 
お店の営業についてはもう少し悩んで、のちほどまたお知らせいたします。
 

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